心情的には死刑に相当する犯罪だ

一向に無くならないどころか、どんどん悪質化している「飲酒運転」などの犯罪。これに対する刑罰が余りにもお粗末で軽すぎたことを是正するために出来た「危険運転致死傷罪」だったが、実際にこれを適用するには越えなければならないハードルが高すぎるという矛盾。今の時点では当事者ではない私からみても、不自然極まりなく「刑」を作った意味さえ疑問に感じてしまう。

そんな中、3年前に福岡で起きた痛ましい飲酒運転事故。飲酒運転の車に追突されて車ごと海に転落した結果、乗車していた幼児3人が死亡した事故の控訴審判決が今日の午前中にあった。軽すぎてフワフワと飛びそうなくらいだった一審判決(業務上過失致死傷などの罪で懲役7年6月)は本当に飛んで消えてしまい、犯した罪の反省よりも保身ばかりを考えていた被告に対して、常識どおりに危険運転致死傷罪が適用され「懲役20年」が言い渡された。

しかし、この被告は今日の判決に際して出廷しないとは何事だ!

バカにするにもほどがある。

大体、飲酒運転に対して「正常な運転が出来るかどうか」なんてことを、争点にすること自体がナンセンス。酔っているかどうかなどを正常に表すことなんか出来ないしする必要も無い。アルコールを摂取したかどうかで決めれば良いのだ。飲酒運転は全て危険運転致死傷罪にすればいいんだよ!

遺族やその関係者にとっては、決して取り返しのつかない事故。

被告の罪が重くなっても何も解決しないのは辛いねぇ~