「沈まぬ太陽」を観てきた

「3時間22分」という上映時間

私にとっては決して長いとは思えなかった

それどころか時間を忘れさせられた

ただ重かった・・・

重い話なのは覚悟していたが

それでもやはり重すぎた

それは実際の出来事が背景になっているからだろう

それも多くの人間の命と運命を大きく狂わせたから

日本航空123便墜落事故が発生した前日に

私は人生で初めて飛行機に搭乗し

そしてその翌日に大惨事が起こった

この事故を私はホノルルのホテルのテレビで知り

御巣鷹山の光景を食い入るようにテレビで観ていたことを

今でも鮮明に覚えている

それから2週間後に帰国したのだが

名古屋空港に飛行機が無事着陸したとき

乗客から自然発生的に拍手が起こった

バカげたエピソードだが

それが乗客の本心なのだ

私はこの映画の原作をちょうど読んでいて

アフリカ篇の下巻に入ったところ

全5巻で構成される本作の2巻目だ

最後までしっかりと読みたいと思う