ひとつの流れが終わった日

終わったなぁ~

終わったよぉ~

本当に終わっちゃった・・・

担当していたお客さんのところでの作業が今日で終了した。

もう、●年という非常に長い期間をお世話になったので、色々な

感情が湧き出てくる。懐かしさであり、イヤだったことであり、

楽しかったことであり・・・本当に寂しい・・・

この日が来ることは以前から決まっていたことではあるのだが、

なかなか現実として受け入れることが出来ずに今日を迎えた。

今日は、仕事が終わってから「お別れ会」的な飲み会があった。

私にとっては、お世話になった仕事が終了したというだけなの

ですが、お客さんにとっては異動の内示があり、ほとんどの人は

希望が叶わなかったということが判明した日でもあった。

それを考えると、自分の「寂しい」という気持ちが非常に軽く

感じてしまい、出来る限りそのような感情を表に出さないように

気をつけていた。何しろ、お客さんはショックを受けているの

だから。

飲み会の最後には、私からお客さんに対してお世話になった感謝

の言葉を述べさせてもらったが、感情を出さなくても済むように、

ボケに走りウケを狙った。作戦はうまく行き、和やかな雰囲気で

終わった。そして宴は終わり、お客さんと言葉を交わしながら

握手をしていると、段々と感情が抑えられなくなってきた。

もう、言葉が出てこない・・・

視線も合わすことが出来なくなっていた。

本当は、もっと感謝の言葉を伝えたかったが無理だった。

それは私だけではなくて、お互いにそうだったかも知れない。

何れにしても、これ以上この場にいると制御が効かなくなりそう

だったので、元気な声で挨拶をしてひとり駅への道を急いだ。

それまでは何とか我慢していたのだが、集団に背中を向けた瞬間に

目頭が熱くなった。駅への道は雨が降っていて、それを避けるための

傘がすれ違う人からの視線を防いでくれた。

でも、本当に泣きたいのは異動先が決まった彼らの方に違いない。

だからこそ、自分が感傷的になっている姿を見せたくなかった。

こんなことをここに書いても、誰に伝わるわけでもないのは

わかっているが、でも書かずにはいられない。

本当に長い間、色々とありがとうございました。

私は月曜日から新しい客先での作業が始まります。

みなさんも環境が変わって何かと大変でしょうが、お互いに頑張り

ましょうね。

まだまだ人生は長いんだから、頑張るしかないんだよね。