緊急入院&手術をした母親

「GW明けに検査の予定があるから医者まで送って欲しい」と母から電話がかかってきたのが4月末のこと。約束の日の朝、近所の脳外科クリニックでMRI検査をしたところ、検査結果は『外傷性慢性硬膜下血腫』とのこと
 

 先生からすぐに入院した方が良いと言われ、新聞や牛乳の配達を止める程度の対応をしただけで、昼前には総合病院に向かって入院となってしまっただけじゃなく、それどころかその日の午後には緊急手術

 
脳内にたまった血腫に脳を圧迫され歩行困難の症状が出ていたから冒頭の連絡になったのだが、本当は私にも黙ったまま全て自分だけで対処しようと思っていたらしい。その証拠に、家の廊下で足を滑らせてドアノブに顔面を強打て脳にダメージを受けたのは2月下旬のこと
 
でも、コロナ禍が世間を騒がすようになったことで母の元を直接訪ねることを避けていたこともあり、そんなことがあったなんて全く知らないままだった。週一くらいはメールで安否確認していたけれど、本件については母も触れないまま・・・
 
話を手術に戻すと、全身麻酔にして頭蓋骨の左右両方に小さな穴をあけて、そこに管を差し込んで脳内にたまった血腫を吸い出すことで脳の圧迫から解放する処置を約2~3時間かけて行い、手術後は1週間から10日ほどの入院となると聞かされた
 
以上の方針説明を担当医の先生から受け、入院に関する書類や手術に関する書類を確認して署名をした後、私は手術が終わるまで病室で過ごして待つことに。もちろん、ただ待つだけじゃなく、病室で母が過ごしやすくなるよう小物などを病院のコンビニで買いそろえながらね
 
ちなみに、頭部を切開する処置になるため、母は事前に丸刈りにされてしまった。考える間もなく刈られたので、今になって考えれば良かったのかも知れない。でも、女性にとってはショックだろうな~
 
手術開始して約2時間半後、手術が予定通り終了した連絡を受けて、手術室まで母を迎えに行った。担当医からは無事に終わったことを説明されたのだが、家族の感じる不安を解消させようと努めて明るく接してくれたのが印象的だった
 
病院も今は基本的に面会禁止になっているので、次に会うのは退院のときだったわけで、先生のお話通りに手術後9日目に無事退院。今は歩くときのふらつきもなくなり、食欲もあり、元気に過ごせるようになったので、ホッとしてますよ
 
『硬膜下血腫』は20%ほどが再発するらしいので、それだけが気になるところ。とにかく、健康が第一!
 
それだけですね